Unboludo

ベルリン・アレクサンダー広場のUnboludoのレビュー・感想・評価

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まず、僕はこの最終話だけ好きじゃない。
この種の破壊を許せない。

けど、
1話からケッサク
5話が病的で破茶滅茶だけどサイコー
7で中たるんだ。8もこの流れか、
と思ったら8話のバルバラスコヴァの初登場のフルショットに思わず身を乗り出す。これは天使か天使の描写なのか照明が良い。一瞬にしてメロドラマ!
そのまま13話まで怒涛に続くワンシーンが。一つ一つ、重く、濃密なシーンが、一つずつ進む。フランツがミーツェを愛している。ミーツェがフランツを愛している。そしてヘタクソな愛し方だ!でもそれでいいそこまでにどれだけクズで生きるのヘタクソなのか知ってる!12話、僕が映画で見た中で最強のロングショット群だ! 13話、泣きそうになるんだ!

レール使った長回し×カットバック的な返し、でほぼ全部繰り出される部屋のシーンは洗練されすぎ。カメラが近寄るのと引くのと横移動すること、レンジが広すぎる。そしてどうしてこうも的確なのだ。

想像以上にこの物語は原作に忠実なものだ、少なくとも1~13話までは。
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