eikotomizawa

問題のない私たちのeikotomizawaのレビュー・感想・評価

問題のない私たち(2004年製作の映画)
3.0
懐かしすぎて声出た!著者が執筆時中学生だったことと、当時わたし自身コバルトの読者だったから彼女とこの作品が囃し立てられてあっという間にメディア展開に広がった様子を見てすごいなぁと感心したのを覚えてる。原作を手に取ったのは小4くらいだったかな。

出ていた女優たちはもちろん、著者は元気にしているのかな…と懐かしい気持ちになりながら鑑賞。

すこし前まで何度も舞台化していたんだね。平成前半世代にとって、「いじめ」作品のコンテンツ力は独特な強度がある。いま振り返って考えると、かえって児童に悪影響あったと思う。現代のいじめがどの程度かわからないけど、小2めトイレ・バケツ水のようなイジメが、自分が通学していた学校でも起こっていたし(とはいえそんな方法、この年齢で自発的に思いつくのか?と当時でも疑問だった)私自身バトロワしかり、センセーショナルさを出汁にした作品はエンタメとしてとても楽しんでいた。味が濃いから美味く感じていた、みたいな要領で。私の知る苛烈ないじめっ子達も"いじめ"コミックスやドラマを率先して楽しんで読んでいた。それこそ、問題のない私たち、ということなのでしょうか。
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