富沢櫻子さんの映画レビュー・感想・評価

富沢櫻子

富沢櫻子

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赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。(2023年製作の映画)

2.7

コメディでご都合主義なのはまったく構わないけど、ミステリーで矛盾が起こると筋が破綻してしまう

最愛の子(2014年製作の映画)

3.9

三年前に誘拐された息子を追うロードムービーのようなものを予想していたら、事態はより複雑な展開へ。

ネタバレはしない方がいいと思うので観た人向けの補足でも書きます。

・ポンポンが誘拐された南山区は留
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.9

アニャのモダンな投げキッス。
暴力、流血やホラー物を見てもあんまり肝を冷やすような気分にならなくなってきたけど、永劫的な加害は気分がじんわり下がる。どう転んでもバッドエンドだが、救いがあって良かった。
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.8

“それ”が見えても、早々終わらない。

ジュブナイル・ラバーとしては、27年周期で再映像化した、という以上のロマンを感じるにはもう少しなにか欲しかったところ。エンド見たら感想も変わるのかも。

キラー・ブック・クラブ(2023年製作の映画)

2.5

設定がブック・クラブという時点で良い。逆に言えばそれ以外特に言うことはない。

ふるさと(1983年製作の映画)

4.0

千太郎が山道を駆け降りていくシーンからツーツーと涙が流れて困った。やりきれない事情が重なり、余裕もなく戸惑いながら生きる人々と、運命を知らないまま茂る徳山の自然の豊かさの対比に陥落。主役の加藤嘉さんっ>>続きを読む

警視庁捜査一課 ルーシー・ブラックマン事件(2022年製作の映画)

3.8

予想できなかった後半20分の絶句する展開に、どうしてあんまりメディアで特集された記憶がないんだろうと思い、Wikipediaの事件概要に飛んだら二重地獄で心底げんなり。案の定、Twitterでは心ない>>続きを読む

騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.7

無性に最近の小林聡美の演技が見たい!という気持ちに駆られたので満足です

ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

3.7

尊厳や理想のみを追求しながら生活することはできないかもしれないが、尊厳や理想を追求できない生活は続けられない。

題材をシンプルなあらすじに組むと二元論になりかねない内容だからこそ、非常に誠実で丁寧に
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犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

4.0

マブリーの腕力芸と健やかな職場のリレーションシップを楽しむ映画。一作目のほうがストーリーがまだ入り組んでいて好みだけど、マブリーのパワーを表現するための大喜利になりつつあるのでそういうものとして見るな>>続きを読む

コンフィデンシャル/共助(2017年製作の映画)

3.7

ユ・ヘジンがいると安心して見れる面白さ、新作は映画館で観ようかな。ヒョンビンの眉目秀麗アクション、面白かったけどもはやその美しさがノイズになりかねない危うさすら覚えました。しかし邦画じゃお目にかからな>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.7

ブラピのジャッキーチェン芸。
やってみたかったんだろうな・・ブラピ。
多少のキャストの改変するにせよ、物語上、原作ではラスボスの峰岸や娘まで展開を無理くり曲げて日本人じゃないキャストにする必然性は無か
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滲み(2023年製作の映画)

1.7

おそらく監督のポートレート用の映像。MV制作とかの資料用に作られたんじゃないかな。配信ってゼロ距離で届くから、新人に近い方の作品については、制作にあたる文脈を理解していない人間が見ると事故りやすいから>>続きを読む

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

4.1

わたしも当分ループの世界に潜っていたい、そしてそのうちその世界から力づくでこじ開け出たいな。いや、既にいるのかもしれない。それなら良い加減、力づくで出ないと・・

バニラ・スカイ(2001年製作の映画)

3.5

途中離脱しようかと思ったけどラストへの流れで持ち直した、私は永遠の夢を見たい。

サウンド・オブ・カラー 地下鉄の恋(2003年製作の映画)

4.1

思い出美化。NewJeansのMVを観て、本作のトニーレオンを思い浮かべた人、いますよね?(自信なき確認)

ターンレフト ターンライト(2002年製作の映画)

4.3

愛する絵本が原作。思い出美化。映画を好きになり始めたのはこのころ。オチは吉本新喜劇。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.9

私も人と違わずジブリの作品と共に歳を重ねたから、もはや宮﨑駿が新作を出す、ということだけでも尊く、歓迎する気持ちは理解できるが、個人的には宮﨑駿の作品に熱中できずにいた理由がやっとわかった。それはさて>>続きを読む

エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.8

エスターは人間味溢れるから好きよ。気づくと応援してしまう、シリアル・ガッツ・キラー。

テトリス(2023年製作の映画)

4.4

旧ソ連出身のコンピュータ科学者が制作したテトリスの面白さに魅了され、ジャパンライセンスを獲得しようとした男が、あれよあれよと共産&資本主義、銭ゲバビジネスにもみくちゃにされたゲーム顔負けの複雑なライセ>>続きを読む

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.4

もうすぐ31歳の誕生日になる父と、11歳の自身の夏の小旅行を撮ったビデオを、20年経て見直す。あの頃見えた父と、今だからこそ推し量れる父。その推し量りすらどこか偏っているのかもしれない。ソフィが介在し>>続きを読む

ファーストラヴ(2021年製作の映画)

3.3

北川景子、メディア、バディの野木亜紀子脚本のほうを連想して観たら違った。(そちらは「フェイク」だった…凡ミス。)
ステップファーザーの性的加害告発の書をすこし前に読了して相当引きずったので偶然とはいえ
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