あやと

メッセージ・イン・ア・ボトルのあやとのレビュー・感想・評価

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複雑
愛も人生も複雑怪奇、予想することすら想像でしかないこの世の中で、こうも奪われていくか、天は二物を与えずとはいうけど、一物くらい与えてくれと切に願わざるを得ない


しかしこれを人は芸術と呼び、美しいという
切ないと一口にいってしまえばそれまでだけど、人生の美学は失うことを美とするかなど、くだらん雑念すら脳裏を横切る

愛は美しいものだけど、一方通行でしかない愛を切ない、美しいというのは他人事すぎると思ってしまうのは自分だけだろうか

出会いは一期一会、その後の人生にどんな出会いが影響を与えるかわからない中で、出会えた奇跡は謳われるべくして謳われる

今の一瞬が人生を変えることもある
まるで一個前に観た『』のようだけど、人の人生をそうも弄ぶべきじゃないとは、フィクションとはいえ思ってしまう

愛は美しくあるべき、理想論ではなく現実として、美しい

愛を語るなら、騙らず尊ぶべき

ポールニューマンとケビンコスナーの親子の関係が泣きたくなるほど美しい
ラストのポールの表情は、過去観てきた中でも最高の親父の目をしてた

波間を映すカメラの写角と色調が、何よりの救い こちらの肩をそれとなく押してくれる
あやと

あやと