キャサリン子

画家と庭師とカンパーニュのキャサリン子のレビュー・感想・評価

画家と庭師とカンパーニュ(2007年製作の映画)
4.0
都会での生活に疲れ、生まれ故郷に戻ってきた画家のキャンバス(ダニエル・オートゥイユ)。
荒れ果てた庭の手入れに来てくれたのは、かつての幼なじみであるジャルダン(ジャン=ピエール・ダルッサン)だった。


穏やかな光に包まれた緑豊かなフランスの田舎町。
偶然再会した画家と庭師の友情物語。
会話が大部分を占めるので字幕を追うのにやや忙しない気がしなくもないですが、リズミカルで最後まで全く飽きませんでした。

とにかく癒やされる。
やわらかな陽だまり。輝く緑。会話の内容。
全てがとても心地良かった。
ドラマティックなことがあるわけじゃないけれど、それがいい。
改めて私はこういう映画が好きなんだなと再確認しました。


人によっては退屈に感じるかも知れないのでオススメはしません。
ですが、良い作品なのは間違いないです。
じんわりと心にしみます。

この映画を好きだと言う人と老後はお茶を飲みながら陽だまりで語り合いたい、そんなことをふと思った作品でした。
キャサリン子

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