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ふたりの男とひとりの女のbopapaのレビュー・感想・評価

ふたりの男とひとりの女(2000年製作の映画)
3.4
2021年 122本目

ファレリー兄弟のコメディ作品。彼らの作品はただ馬鹿みたいに笑える中に常に何かしらの風刺が入ってたりするので、そこが説教臭く感じてしまうとノリ切れない事もあるんですが、今作はジム・キャリーの顔芸が凄すぎて全部オッケーになってます。


ジム・キャリー以外の誰がこの役を演じられるのか!って皆が思う凄まじい演技。ホアキン・フェニックスやエドワード・ノートンがこんな役をやるとひたすらに心の痛さを感じさせる悲壮感が漂う精神疾患者を見事に演じるだろうけど、ジム・キャリーがやるとなんでこんなに面白いの?なんでこんなに笑えるの?とホントに不思議。つまりジム・キャリーはホントに凄いのだ。

そういや「ナンバー23」って映画ではコメディ顔を封印して、完全に心を病んでいく男を見事に演じていたので、コメディしかやれない訳もなく。そんな芸達者が全力で1人二役をやるんだからそりゃ面白い。ジム・キャリーの魅力を完璧にど真ん中に据えた作品、「イエスマン」「マスク」辺りと同じくらい、笑って楽しい作品でした。
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