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第五福竜丸のhirodeNagasakiのレビュー・感想・評価

第五福竜丸(1959年製作の映画)
4.0
アメリカが水爆の威力の推定を大幅に間違った結果、日本の漁船が死の灰を浴びたビキニ事件を描いている。時系列に沿って実際に起きたことを淡々と描いた印象。アメリカの科学者と医師が漁船の乗組員をモルモットのように扱ったこともありのままに描いている。
クライマックスは亡くなった漁船員の葬儀。焼津市の全面的な強力だろう。すごい人数が映画の撮影に協力しているのがわかる。映画を完成させるには多くの人が記録として残さなければならないという思いがあったのだろう。
ただ、映画的な盛り上がりを作る演出ではないので、感動を呼ぶとまでは言えない。日本の歴史を画した出来事を学べる点は高く評価できる。
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