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ミステリー・トレインのOMCのレビュー・感想・評価

ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)
3.8
メンフィスのホテルを舞台にした3編のオムニバス。
独立した話が時々絡み合うのが楽しい。
永瀬正敏と工藤夕貴の「ファー・フロム・ヨコハマ」は、ほっこりして可愛い話でした。マドンナ=エルヴィスは笑った。それから永瀬君のZippoのつけ方がカッコよすぎ。当時あの開け方が流行ってて何度も練習したのを思い出した。タバコをやめた今では埃をかぶってるけど。
2話目の「ア・ゴースト」と3話目の「ロスト・イン・スペース」は結構密接につながっていた。夫を亡くしたイタリア女性ルイズ(ニコレッタ・ブラスキ)が危なっかしくて目が離せません。フワッとした演技なのに何故か気になって仕方がない。不思議な魅力を持った女優さんです。
そして要所要所で出てくるホテルのフロント(スクリーミン・ジェイ・ホーキンス)がいい味出してる。独特の間が笑いを誘います。
ホテルを舞台に、すれ違ったり、絡み合ったり、それぞれの視点で描かれるので、つながりを探すのが楽しい映画でした。
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