らまんば

ある公爵夫人の生涯のらまんばのレビュー・感想・評価

ある公爵夫人の生涯(2008年製作の映画)
4.2
ここ最近気になっていた映画で、そのうち観ようとNetflixでダウンロードまでしてあった…が、朝起きてWOWOWを付けたらちょうどやっていたので鑑賞。

いやー、良かった(*^^*)
ストーリー自体は史実通りだし、言ってしまえばあの時代の貴族女性にありがちで単調な話。
ちょっと目を引くといえば公爵夫人ジョージアナ(G)があの時代に政治活動に身を投じていた進んだ女性ってぐらい。

【備忘録】
この映画を観て最も気に入ったのがしたストーリーを通じて見えてくるGのものの考え方の変化や成長。結婚当初は非常に男性的なものの考え方を持つ女性だったことが見て取れる。自分の親友と夫の情事を知ったときにの怒りの矛先がお友達ではなく夫に向けたあたりが男性的。だから政治にも精力的に力を注いだのかな。
そんな彼女が愛を知ると急に女性的になる。そして女性的になると急に物事の優先順位が男性的なものの見方とガラっと変わる。そして所々に出てくるまだ大人になり切れない子供な部分。
公爵との結婚は不幸なものとして描かれているけど、彼のようなオトナで冷静な人と一緒になったことが彼女が身を滅ぼさずに済んだ切り札だったと感じるけどなー。
一人の人間の中でこれだけ考え方やモノの見方が変わることが普通だというのが分かって、非常に勉強になった、というか自分のためになった(*´∀`*)

そして言うまでもなく彼女のファッションセンスはあの時代に輝いていたんだろうなーと窺わせる。映画の中のドレスも非常に際立っていて、クラシカルなのにどこか一つ他とは違うポイントがあったり、今の時代でも使えそうなテクスチャーの組み合わせがあったり、そういう意味でも勉強になった映画。
とっても気に入りました(ノ´∀`*)
らまんば

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