原題『I Vitelloni』(1953)
監督 : フェデリコ・フェリーニ
脚本 : フェデリコ・フェリーニ、エンニオ・フライアーノ
撮影 : オテッロ・マルテッリ、ルチアーノ・トラザッティ、カルロ・カルリーニ
編集 : ロランド・ベネデッティ
音楽 : ニーノ・ロータ
出演 : フランコ・インテルレンギ、アルベルト・ソルディ、フランコ・ファブリーツィ、他
フェリーニが自身の故郷リミニを思わせる地方都市を舞台に、いい加減な生活を送る5人の青年たちの彷徨と旅立ちを描いた、フェリーニの自伝的要素の濃い青春映画。
「ダメ人間」映画。
仕事がないし、働きたくないし、何もできないし、でも子供は生まれちゃうしみたいな、ホントに人生に夢も希望もない若者のどうしようもないダメっぷりを語った映画で、ダメでどうしようもないんだけどなんだか愛おしさを感じる作品でした。
あと、カーニバル、結婚式のシーンなどは「映像の魔術師フェリーニ」としての、"あの祝祭感"の片鱗が見てとられました。
