評価:B+
1958年 監督:フェデリコ・フェリーニ
81/2 道 恋の街
構図の美しさ、カーニバルの撮り方、鉄道員の少年など随所にフェリーニらしさを感じる作品だった。
乳離れの出来ない男たち…
どうしようもない奴らの集合を、あまりに美しいカットで魅せないでほしい。閉塞感がまるでない、小さな町なのに、それすらも持て余してる彼らは、生きるためにさえ生きてない。モラルドを除いて。それでも町を出る…
>>続きを読む追記:2/6
大江健三郎が指摘していた、ドストエフスキーの小説に見られる「カーニバル」感の映像化、また映像を小説化したとも言えそうな、両者の素晴らしいシーンの昇華。 ジョンフォードの「戦争と母性…
子どもから責任のある大人への間、平たく言えば「モラトリアム」と呼ばれるその期間を、無為に延長してしまった人々が映し出され、責任から目を背け快楽に身を任せる若者とは言えない男たちが無責任に持つ苦悩が描…
>>続きを読むラストシーン、モラルドが列車で旅立つところ、みんなが寝ている姿が写され、ズームアウトするショットが続く一連の流れに興奮。こんなの見たことがなく、感動した。
主人公(?)ファウストはあまりに軽薄とい…
モラトリアムをここまで解像度高く描いた映画はなかなかない気もする。甘い生活、8 1/2とはまた違う角度で"祭り"を描いていて面白い。この通過儀礼を経てもなかなか人間大人にはなれない人種もいるというこ…
>>続きを読むフェリーニの自伝的作品。フェリーニの分身は、あのいちばんおとなしい主人公の青年だろうか。それとも脚本家を目指している青年だろうか。不思議なことに悪友5人組は30歳でも働かず、だらだらつるんで暇をつぶ…
>>続きを読む© RIZZOLI 1953