人々の温もりに愛された青春
フェデリコ・フェリーニ監督による5人の若者の群像劇。若さゆえの苦悩や後悔、そして喜びを2時間弱で描き切った傑作。フェリーニの自伝的作品でもあり、本作に登場する5人の若者は監督自身を反映させた存在。だからこそ監督による登場人物への「愛」が眩しい。見事です。
フェリーニ作品において「結婚」「浮気」というテーマ性は切っても切れない存在ですが、本作では今まで以上に"愛されています"。これこそまさに「人生は祭」に繋がっていくわけです。
ベスト級の青春映画であることには違いありません。僕も本作を温かく愛します。