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戦場にかける橋のtoaのレビュー・感想・評価

戦場にかける橋(1957年製作の映画)
3.0
やるせない。。いろいろ思いながら観てたけど、最後それだけになってしまった。

不勉強なもので存在すら知らなかった映画でした。
実際にはこの橋が爆破された事実はなく、設計・建設は旧日本軍技師によるもので捕虜は肉体労働だったらしいですが、それを裏返しにした皮肉な結末も、日本側は斉藤大佐以外の個が一切描かれないのも、ラストのマーチも、ただただ虚しさを引き立てているように思えました。

アラビアのロレンスを観た昔、強く印象に残ったイギリスのエゴを本作にも感じたけれど、そのイギリス人同士のエゴが互いを壊していく様は、たしかに軍医の言うように狂気だ。きっとイギリスだけじゃなく全人類に同じ節がある。
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