秒速5センチメートルのyuziinのレビュー・感想・評価

3回目。
恋をしていない時に観るとあまりぐっと来ない。
昔好きだった女の子を思い出す。
僕もこんな風に彼女のことをずっと好きでいるんだろう。それで、忘却による前進を幻想していくのかもしれない。
きっと、多くの人間がこうした思い出を持つ。そして、彼らもそんな風に、時々その女の子のシャンプーの匂いや笑い方を思い出し、やるせ無くなる。
僕らは一歩ずつでも、歩を進めていくしかないのだ。その先に、彼女がいないと分かっていながら、分かっているからこそ、進み続けるしかない。