秒速5センチメートルのsaoriのネタバレレビュー・内容・結末

新海監督の作品の中で、この映画が一番好きっていう人は多いと思う。新海監督らしい風景描写の繊細さは本当に素晴らしかったけど、最後の最後まで救われなくてわたしはとても絶望的なストーリーだなあと思ってしまった。主人公の貴樹も、それを好きになった香苗も。明里だけは最終話で結婚を目前に控えて幸せそうだけど、逆にそれが余計に悲しかった。人によって色んな捉え方があるんだろうけど、悲しみや孤独の連鎖を感じてしまって、見終わった後切なさややるせなさが何より残った映画。逆にそれがこの作品の魅力なのかもしれないけど。