シネマスカイウォーカー

ニュームーン トワイライト・サーガのシネマスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

3.6
トワイライト・サーガ第2弾

田舎町のフォークスに引越してきた主人公ベラはその土地に住むヴァンパイアのエドワードと恋に落ちてしまう。彼と永遠の時間を過ごすために自らもヴァンパイアになりたいと願うベラだったが、その苦悩を知るエドワードは反対を貫き、彼女を守りたい一信からフォークスを離れるのであった。最愛のエドワードを失い失意に暮れるベラだったが、親友のジェイコブと共に過ごすに連れて徐々に気力を取り戻す。しかし、親友のジェイコブにもまたとんでもない秘密が隠されているのであった....

ヴァンパイアと人間の禁断の恋を描いた前作に続くトワイライトシリーズの第2弾。前作に比べて恋愛映画よりもファンタジーやSFと言った要素が強くなっており、ハリーポッターシリーズに近いようなシリーズ映画としての作風にシフトしている。今作では以前に言及のあった、ヴァンパイアと不可侵の協定を結んだキラユーテ族という人狼の一族が登場し、前作で匂わせ的な動きをしていたジェイコブがオオカミ人間であったことが今回明かされる。犬猿の仲であるヴァンパイアと人狼の構図が人間であるベラを巡ったジェイコブとエドワードの三角関係となっており、この点は恋愛映画的面が強い。
シリーズ展開としての今後への伏線や世界観の拡大もされており、ヴァンパイアのドン的な存在であるイタリアのヴォルトゥーリと呼ばれる秘密結社が登場し異彩を放つ。ベラをヴァンパイアにすることを条件に逃がされたものの、大勢の観光客を騙し生贄として喰らっているインパクトはラスボスを想起させる迫力だった。
次作との二部作的な終わり方をする今作は007的にエンドロールで次回作『エクリプス/トワイライト・サーガ』のタイトル予告がされ、ラストではエドワードが婚約を申し込む所で物語は次作に引き継がれる。
今作は人狼のジェイコブがフィーチャーされ注目キャラクターとなっている。

カレン家がみんなカッコイイ!アリスがめっちゃ素敵