面白かった！

エロールフリンが良い意味で年齢を重ねた渋みを醸し出していて魅力的に映る！
冒頭から彼のファンならよだれものでは？🤤🤣

年代的に彼お得意の海洋物の集大成なのかも。
クライマックスのアクションもキレッキレでかっこよかった！

ライバル役にアンソニークイン、ヒロインにモーリンオハラと文句無し！😆。
オハラと恋敵的ポジションのアリスケリーはもうフリンにメロメロなわけさ！
でも仕方ない、本作のフリンなら🤔。

海賊撲滅に動く英国士官。
海賊、海賊、海賊に囲まれるが、女海賊に憎まれつつ惚れられ、ピンチを脱する！

楽しかったが、一点、ちょこちょこ出てくる処刑・処罰シーンは想像させられるシーン含めてなかなかエグい😏。

1700年代マダガスカルの海賊国家が脅威となっているイギリス海軍は将校を潜入捜査に向かわせ、という話。
のっけから主人公が鞭打たれている。潜入捜査のために偽りの傷跡をつけるために鞭打たれていたわけで、海賊島に乗り込むと女たらしの二枚目で、すぐ女海賊に色目を使うのが楽しいが、女海賊もすぐその気になる。そのうえさらにムガル帝国皇帝の娘にも惚れられて、女たちにタジタジになる主人公がやっぱり面白い。海賊映画のヒーローが、なんてデレデレのたらしなんだ！面白いけど海賊映画らしい海戦やアクションは足りないと思う。
だが輝くばかりのテクニカラーが美しい。カメラはラッセル・メティ。
主演エロール・フリンはおっさんになっているがまだ魅力がある。流石に二枚目役はお手の物だがやや受け身に回りすぎる役か。若い頃の自信マンマンのニヤケぶりは影を潜め、渋く落ち着いているが妙にエロい。ジェントルになればなるほどエロくなるという。のっけから半裸で鞭打たれるのもエッチだ。
女海賊のヒロインはモーリン・オハラ。テクニカラーに煌めく美しさのまさにテクニカラーの女王。緑や紫の衣装を華麗に着こなす赤毛の美女。勝ち気な役も素晴らしく、チャンバラも披露するのが流石だ。
悪役はいつものアンソニー・クイン。ムガル帝国の家庭教師はミルドレッド・ナトウィックがコミカルに演じていた。

フリンが鞭打たれるシーンがいちばんの見どころでした。