ストーンポニー

ラスト サムライのストーンポニーのレビュー・感想・評価

ラスト サムライ(2003年製作の映画)
3.0
幕末に旧幕府側の軍事顧問として榎本武揚、土方歳三らと函館戦争を戦ったフランス人ジュール・ブリュネをモデルとした主人公という設定。本作ではアメリカ人を明治政府が政治顧問として雇って、おそらく西郷隆盛をモデルとした勝元率いるサムライ達と戦う話。初戦でサムライ勢に敗れて囚われの身になった主人公オールグレン大尉(トム・クルーズ)は、勝元(渡辺謙)の村で治療されやがて村人達との交流を経て最後には勝元たちと共に明治政府軍と戦う。
予想通りの展開とはいえ、片言の日本語を話すトム・クルーズ、流暢に英語を話す渡辺謙の演技、主人を戦闘で殺されその殺した相手(オールグレン大尉)を癒す小雪の演技は良かった。
ただ、ジュール・ブリュネのファンとしては史実と全然違うしブリュネさんはそもそも函館戦争に最初から自らの意志で参戦したわけで、ブリュネさんを知らない人がこの映画観てそういう人だったんだと思われるのは何か嫌。