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ラスト サムライのざくろのネタバレレビュー・内容・結末

ラスト サムライ(2003年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

2回目(2021/7/26)。
日本を描くという拘りの感じられる映像。
ネイサンが捕虜になった霧の森?や忍者シーンの違和感というよりサービス感が強かったり、たとえ日本人としては、細かな部分が多々気になってしまっても、この幕末から明治という(明治維新)、日本にとってひとつの大きな転換期が、洋画として取り上げられていることに、まず意味があるし新鮮なのかなと。(それもTom Cruise主演でほぼ日本人キャスト)
作中に登場したアメリカのインディアン戦争のリトルビッグホーンの戦いと、300(まだ観たことないけど泣)でも有名なペルシア戦争のテルモピュライの戦い。何れも少数が大軍に挑み、破れ全滅する戦い。カスター将軍は1876年に戦死している。史実を元にした作品なので、時代と共に評価が変わったりして、調べてみるとなお面白い。(歴史好き)

真田広之かっこいい。 動きが違う。登場シーンはいつの間にか目で追ってしまっている。
夕暮れや一瞬だけど2度ほど引きで映る、ネイサンが武術を行うシルエット姿が良い。
Tom Cruiseのワイルドな髪型と渋い表情、片言日本語かっこいい。
渡辺謙、英語を猛勉強?したエピソードは本当かな。凄い。

新式銃(ガトリング砲っていうのか?)のシーンにグッと来た。覚悟を持って突撃する勝元たちに向かって響く無慈悲な銃声と大きくなるサントラと、副官(きっと彼の経歴は...)の表情と。
力の差、時代の流れはあれど、人間としてどちらが正しいとは言えないものがある。

1876年辺り...廃刀令などにより各地で一部士族の反乱が激化、翌年の西南戦争へとつながっていく。忠義、忠誠、家名、誇り。私がこの時代に生きる男だったなら、どう生きるだろう。何を守るだろう。

(はまり役だったからこそ)ぺテグリューがちらついて、いつ裏切られるかハラハラしてたけど、今作では協力してくれたし、純粋に日本文化が好きそうで、ネイサンから日記を託されてたし、悪くない奴だ。彼と共に勝元の救出に向かい、その後に見聞きしたもので、もしかしたら視点や視野が変わり、本国に帰った後まとめた物は、日本についての印象を大きく帰るものになったかもしれない。(考えすぎ)

明治天皇を演じた二代目中村七之助は20歳。若い...
We cannot forget who we are .
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