むむ

ラスト サムライのむむのレビュー・感想・評価

ラスト サムライ(2003年製作の映画)
4.4
ただのアクション映画ではないし、一部描写の狂気の沙汰ともとれる行動を裏付ける心理が、欧米の人に理解されるだろうかと感じるほど、自分の日本人としての心に響くものがある。忍者や最後の土下座などは海外からの視点による脚色を感じたが。

今は鬱だとかが社会に広く認知されて、「心の負担のキャパシティは人それぞれであり、心理的ストレスは避けるべき」という風潮があり、辛いことに対して潔癖というか耐性が下がっているが、そんな中今一度強い心を奮い立たせてくれる映画だった。

今日死ぬと思って生きる・戦うということを文字通りの意味で現代人にも伝えてくれる。
死ぬまでは行かずとも、武士道を心得ていれば人生で何度もある苦境に対して、「腹を括れ!」と侍が喝を入れてくれそう。
むむ

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