キミシマユウキ

キャピタリズム マネーは踊るのキミシマユウキのレビュー・感想・評価

3.4
ドキュメンタリー映画といえばこの人
!!マイケル・ムーア監督!!
がアメリカの資本主義に切り込む!
ムーア監督作勉強中なので鑑賞
(一応経営学部だったし…)


これが資本主義だ


リーマンショックによるアメリカ経済の破綻。
サププライムローンの巧妙な罠。
従業員に高額な生命保険を掛ける大企業。
パイロットの給料最低賃金問題。
など様々な現代アメリカの経済問題を追求していく今作。
リーマンショック関係という意味では
『マネーショート 華麗なる逆転』
と合わせて見ると使われる"デリバティブ"などの用語を覚えられて良いかもしれない。
色々とアメリカの経済状況をおさらい出来てそれなりに楽しめたが、『ボウリングフォ〜』ほど心が揺さぶらられる描写はなく残念。
大手銀行に多袋持って装甲車で突っ込み
「国民の金を返せ!!」
て言い始めた時は笑った。
少し幼稚な方法だけど効果はあるのだろうか?

終盤で
「日本では法として団結権があり、労働者が経営者に対して労働条件の改善を求めることが出来るというじゃないか!!アメリカでは〜」
と続いてギクリとした。
我々にはそれが権利として保証されているのに実際に動き出している日本人はわずかなように見える。
そんなんでいいのか日本人。

俺達も団結して訴えようじゃないか!!!


日本だけ映画館の料金高いぞ!!!
1000円くらい改善しろ!!!!!!!


え、違う?(笑)


ドキュメンタリー映画好き、マイケル・ムーア監督のファン、アメリカの資本主義を知りたい方にはオススメの作品。