MrTomatohead

巴里のアメリカ人のMrTomatoheadのレビュー・感想・評価

巴里のアメリカ人(1951年製作の映画)
4.5
もう、最高。
ジーンケリーのカッコよさったらないよなぁ。
女に有無を言わせない口説き方でどんどん愛を深めていく。こんな男になりたいと思わない男は当然いないだろうね。
ストレートな誘い方といい、綺麗な歌声といい、クールな一面と、ガキんちょたちと戯れたりちょっとおバカなことしたりとキュートな一面も併せ持つパーフェクトな男に、みんななりたいよねぇ。

「おれの話だけじゃなくて君の話も聞かせてくれよ!」
「私の話はいいわ、、、」
「なぜだい?君のような表紙の本なら中まで読みたくなるよ!」

こんなフレーズどこで調べたら出てくるんだよ!
男でも惚れてしまうようなジーンケリーの演技と歌とダンスは国宝級である!
もう圧巻!
特にピアノの上でタップダンスを踊るシーンはとても印象的!

また昔のミュージカル映画って、ザミュージカルって感じで、随所に目立つわざとらしさが味になって心に響く。
ラストの20分弱のセリフなしミュージカルに呆気に取られていくうちにいつの間にかエンディングというなんとも言えないスピード感でハッピーエンドを迎える。

最初っから最後までずーーーーっとハッピーな作品。
やっぱりクラシック映画は面白いというよりも、楽しいが勝つ映画ばかり!
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