四畳半ガールのび太

バットマン ビギンズの四畳半ガールのび太のレビュー・感想・評価

バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)
4.0
And why do we fall, Bruce?
So we can learn to pick ourselves up.

Why do we fall, sir?
So that we can learn to pick ourselves up.

昔ダークナイトを観ていて、なんとなくそうなんだと受け入れていた設定(主人公がめちゃくちゃ金持ちとか)の起源が分かった。
冒頭は丁寧にバットマンが生まれるまでを描くが、時系列が微妙に入れ替わることもあり、少しだけ分かりづらかった。特に影の同盟は何を目的とした組織なのか、とか、なぜウェインに接触してきたのか、など。

印象的だったのは神経毒を用いる敵が倒されては別の人がそいつのロールに入る入れ替わりがあったことで、悪を属人的なものではなくて、なるべく役割や環境的なものとして表現しているのかと感じた。バットマン自体もシンボルとしてどうのこうの、みたいなこと言ってるし。

普通にめちゃ面白かったが、次のダークナイトが面白すぎて過小評価されている雰囲気がある。
最近日本のドラマばかり見ていたからか、爆破シーンなどの豪華さには純粋に驚いた。ハリウッドのメガタイトルってやはりかけられるお金が違うし、こういう爆破は映像単体で見応えが流石に生まれるなあと思った。
ジョーカーの予習としては、もうこれとダークナイト観れば十分なんだろうか。ジョーカー早く観たいんごねえ。

全体的に厨二臭い雰囲気がないわけではないけど、主人公が安定に格好いい。表ではビリオネア軽薄社交ヅラをしつつ、裏では真摯に社会のために尽力する、こういう二面性におれは弱いんだ。
そしてヒロインがめちゃくちゃ可愛い。垂れ目。ケイティホームズ。
調べたらトムクルーズと昔結婚していたらしい。そりゃそうか〜。