『ブロークバック・マウンテン』にヒース・レジャーが出ていて、そういえば映画好きがよく言うところの”ジョーカー役のヒース・レジャー”（『ダーク・ナイト』）を観てみたい、と思ったけれども、多分先にこっちを観たほうが良いんだろうという事で観た。
クリストファー・ノーランの映画は得てしてBGMの音が大きくて圧倒されるような感じがあって、『インターステラ』のイメージ的に求道的な感じで、ひたすら陰々滅々としているのかな？と思いきやめちゃくちゃ面白かった。前半が前日談っぽいというか、一瞬でヒマラヤ山頂にたどり着く感じというか、ダイジェストっぽい感じがあって、展開が早すぎるんじゃないか、と思ったりもしたけれども、まったく弛緩しない感じで良かった。地味なユーモアと、適度な説教臭さ（人はなんで落ちるんだ？這い上がるためだよ…的な）があるのも素晴らしい。クリスチャン・ベイルはかっこいい。ヒロインがガチャピン顔なのだけが残念だ。
