Eriko

レオニーのErikoのレビュー・感想・評価

レオニー(2010年製作の映画)
3.7
数年前、上野でイサムノグチの展覧会に行ったのを思い出して鑑賞。

イサムノグチの作品を見て、すごく寡黙な人っぽいな〜と思ったのだけど、こんな経験をしていた人だったのですね。本作はイサムノグチの母、レオニー・ギルモアの生涯を描いたもの。

中村獅童が演じる野口米次郎(ヨネ)は詩人で、カリフォルニアで活動していた所、レオニー・ギルモアに出会う。このヨネがダメ男で、2人は恋に落ちてレオニー妊娠→ヨネ勝手に日本へ帰国→レオニーも日本に渡るがヨネには正妻が居ること発覚→2人は別れる…みたいなところから始まり、レオニーと子ども達は大変な人生だったらしい。

20世紀初頭に、日本語を話せない一般のアメリカ人女性が日本へ渡っていたことがすでに驚き。原田美枝子の津田梅子役なんかとの絡みも見れて興味深かったです。

ヨネとレオニーが恋に落ちるまではロマンチックなんだけどな…時代のせいもあるが、ヨネ(米次郎)が身勝手な男で腹立ちます。中村獅童が当たりな配役!
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