猫目

8 1/2の猫目のレビュー・感想・評価

8 1/2(1963年製作の映画)
3.9
これはフェデリコ・フェリーニ監督ご自身の心情も著しているのか。
理解するというより、ずっと夢を見せてもらっている感覚の映画。はぁー観て良かった‼︎
人気映画監督の新作に賭ける孤独が苦悩に繋がり、やがて現実との境がつかなくなり虚構の世界に陥っていく。
冒頭の空に浮かぶシーンなど先日観たアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督の「バルド」を思い出しましたが、どちらも芸術を生業にする方の苦悩を抽象的に著していて、創造性の源泉を覗いた気持ちになりました。映画は大切に観よう。
モノクロだけど女性陣の華やかさが伝わってくる。
猫目

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