このレビューはネタバレを含みます
1945年(昭和20年)公開のアガサ・クリスティの名作です。なんと終戦の年!
原作小説は1939年(昭和14年)発行。
この映画は1943年(昭和18年)にアガサが修正した戯曲に基づいています。
つまり、二人生き残る展開。
厳密にいえば「誰かいる」わけですが、結婚していなくなる、と解釈させる。
ハッピーエンドにしたかったんですね。
原作の面白さには及ばないにしろ、エンタメとしては大成功!
スリルとユーモアが半々で、スピード感も充分!
クラシックな雰囲気と、存在感たっぷりの人形が印象的。意外や猫も活躍。✨🐈✨
女優さんが美しい!
ただ、画質が悪いのが残念!!!
モノクロは雰囲気あっていいのですが劣化著しいのは難点。
「そして誰もいなくなった」は、手を変え品を変え、さまざまにリメイクされているので、時代とともに変わってゆく内容も興味深いですね。
童謡の歌詞や、罪状、処罰方法まで、工夫を凝らして次々に変身する、不思議な作品。
タイトルが一番の魅力なので、さすがにここはあまり変化しないですね!
このタイトルをみると、つい観てしまいます。
とはいえ、後年にはタイトルもアレンジしたものが色々でます。玉石混淆ですが、夏樹静子さんの小説「そして誰かいなくなった」はなかなか面白かったです。
そういえば「うる星やつら」でもありましたね。こちらも面白かった!
アガサ・クリスティ関連にハズレなし!なのかな〜☆
✨🏝✨🏝✨🏝✨🏝✨🏝✨