京都オールロケの躍動感、疾走するジャズ、セコい悪行の日々、そしてカーチェイス。脱力感に対して退屈な瞬間が全くないヌーヴェルバーグ的傑作！
真偽は不明だが監督の中島貞夫はヌーヴェルバーグの作品を全く観ていなかったらしい。
松方弘樹、荒木一郎、広瀬義宣トリオがまず最高なのだが、天知茂(カッコいい)とケン・サンダース、近藤正臣と加わっていく愚連隊グループ皆輝いてる。
構図が冴えまくっているが特にローからの仰角アングルがカッコいい。オチには爆笑した。
「スケなんてじゃんじゃんコマしときゃいいんじゃ」「ワイら人間には明日の保証もあらへんのや」「ドタマカチ割るぞ」「ネチョネチョ生きるこっちゃ」声に出して読みたい日本語。
