893(やくざ)愚連隊の作品情報・感想・評価

『893(やくざ)愚連隊』に投稿された感想・評価

戦争はまだ近くにある、1966年。 
戦争からも高度成長からもヤクザからも脱落しネチョネチョ生きていく。 

「愚連隊は民主主義やさかいな 儲けた銭は仲間内できれいにわけんねや こりゃほんまの民主主…

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「インポ!」と罵られた途端、それまでもにょもにょしてた松方弘樹が「俺たちゃ人間だ!」と急に覚醒して爆笑。
建物にしても車にしても、歪み、外との陰影がパキッとでる窓越しのショットがえがった。

半グレ…

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小ネタ連発かつ軽快なテンポで話が展開、引き込まれます。
デビュー間もない荒木一郎や近藤正臣のキャラが出来上がってるのが笑える。
よく見るラストも清々しい。

DVDにて。尻上がりに乗る。
で、乗り出すと中毒性あり。

全編京都ロケで、のっけから白タク勧誘シーンなのが象徴的。「小悪党」という表現がピッタリでスキマ犯罪が松方らのシノギだ。その小悪のレパートリ…

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◎元祖パッチギ与太者の民主主義 京都愚連隊事始

1966年 東映京都 モノクロ 88分 35㎜ シネスコ

京都駅前でタクシー待ちの客を、白タクに勧誘するシーンから始まる。

京都駅は、何代か前の…

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似太郎

似太郎の感想・評価

4.8

愚連隊(今で言うチンピラ)の疾走感に満ちた刹那的生き様を克明に記録した昭和版『勝手にしやがれ』で『トレインスポッティング』。
監督、脚本は中島貞夫。

戦後民主主義の日本をネチョネチョ生きることをモ…

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監督の中島貞夫って、どこの出身だろうと思ったら千葉の東金生まれで、日比谷高校から東大と完全に東京。
東大で倉本聰たちとギリシャ悲劇研究会をやっていたら、東映入社後に「おまえ、ギリ研か。ギリ研は時代劇…

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nofm

nofmの感想・評価

4.3

このレビューはネタバレを含みます

どうしようもないチンピラのどうしょうもない話でめちゃくちゃおもろい。
最後は『現金に体を張れ』かな?
中島貞夫とその時代、で鑑賞。
京都の古い風景が新鮮、新幹線は開業してて、京都タワーもあった😄
松方弘樹、近藤正臣若くて天知茂は昔から渋いオッサンでした。
床ずれ

床ずれの感想・評価

4.5

吉田喜重『ろくでなし』のようにドライなタッチだが、天知茂や松方弘樹の存在感のおかげで『ろくでなし』よりかっこいい。
愚連隊は民主主義…!戦中派と戦後派の考え方のコントラストが面白かった。戦後民主主義…

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