893(やくざ)愚連隊の作品情報・感想・評価

『893(やくざ)愚連隊』に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます
どうしよもねー終わり方をしやがった。
「ネチョネチョ生きる」も最高だけど、「電気冷蔵庫には5年の保証があるけど、人間には明日の保証がない」って台詞が1番好き。何かの引用だったら恥ずかしいね。
中島4本目の監督作品。自らの脚本を持ち込み、ゴーが出た、初めて自分の撮りたい作品となった。全編盗み撮り。3人のチンピラの生きざまを描いたカルトムービー。
並木座にて。
3.8

いつもの京都作品で登場する観光名所ではなく、殺風景な現代風の京都の街並みを主人公たち最下層の愚連隊がショボい犯罪をしながら闊歩すること様子を軽快なカメラワークで捉えることで観客の固定観念を覆そうとす…

>>続きを読む
I
4.0
インポ呼ばわりされて覚醒する松方弘樹アホくさいけどカッコいい
ICHI
3.4

任侠映画のような義理人情とも無縁、仁義なきシリーズのような戦後の貧しさとか上昇志向とも無縁な、ドライで無軌道な連中を京都を舞台に描く。手持ちカメラの街頭ロケを多用しているのでゴダールの「勝手にしやが…

>>続きを読む
tBi
3.5
Rec.
❶24.10.15,ラピュタ阿佐ヶ谷(35mm)/日本映画監督協会プレゼンツ “時代と切り結ぶ”映画作家たち&「映画監督って何だ!」

松方弘樹ら4人組は、
白タクや恐喝などでその場をしのいでいる愚連隊。
彼らには上下関係はなく、
親分に仕える博打打(極道)らとは距離を置いていた。

愚連隊の始まりは、
戦後の闇市のころ。
そのこ…

>>続きを読む

戦争はまだ近くにある、1966年。 
戦争からも高度成長からもヤクザからも脱落しネチョネチョ生きていく。 

「愚連隊は民主主義やさかいな 儲けた銭は仲間内できれいにわけんねや こりゃほんまの民主主…

>>続きを読む

「インポ!」と罵られた途端、それまでもにょもにょしてた松方弘樹が「俺たちゃ人間だ!」と急に覚醒して爆笑。
建物にしても車にしても、歪み、外との陰影がパキッとでる窓越しのショットがえがった。

半グレ…

>>続きを読む
小ネタ連発かつ軽快なテンポで話が展開、引き込まれます。
デビュー間もない荒木一郎や近藤正臣のキャラが出来上がってるのが笑える。
よく見るラストも清々しい。

あなたにおすすめの記事