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おろしや国酔夢譚のmamのネタバレレビュー・内容・結末

おろしや国酔夢譚(1992年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

原作:井上靖

フィクションだと思い込んで観ていたので、ラストの"光太夫は78歳まで生きた"で史実だったことを知り驚愕。

伊勢から出た運輸船が漂流し8か月後に流れ着いたロシア領の島。そこから自分たちで船を作ってオホーツクまで辿り着き、帰国の嘆願をするためシベリアの冬将軍を5ヶ月かけて走り抜きイルクーツクの街に着くも帰国の許可が降りず、光太夫は博物学者キリル・ラックスマンの協力を得て、陛下に直訴しようとサンクトペテルブルクへ向かう。そして本当に女帝エカテリーナ二世に謁見できてるし、凄すぎる...。実に9年の歳月をかけて帰国が叶ったという夢のような物語。
ジョン万次郎は教科書にも出てくるのに帰還した漂流民の先駆け大黒屋光太夫の事は知らなかったよ...。

ロシアでの豪華絢爛な舞台が見応えありすぎる...!
(撮影がソ連崩壊後わりとすぐなのも凄い)

2023-123
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