まろ

ウェルカム・トゥ・サラエボのまろのレビュー・感想・評価

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14番目の地獄
悪魔が憑いたような顔の少年が叫ぶ
約束を
約束したのに
バスの途中で乗せてくれと裸足で追いかける少年
理不尽な理由で引きづり下ろされるこども

ボスニアの人は戦禍でも着飾ったらしい
己の誇りを忘れなかったのだろうか

天使のような軽快さではしる少年を追いかけた先に
明るく仲間と笑いあっていたチェロ弾き
その表情がこの映画言いたかったことを物語っているような
構成が非常に美しく 目を背けてはいけない生々しさに この残酷な世界を子どもたちは美しいと思えるのだろうか
ほんとうに平和に浸かったものの戯言でしかないですね
まろ

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