テリーザがトマッシュから去ってチェコに帰る列車の中で置き手紙を(テリーザの声で)読むシーンの言葉、「私には人生はとても重たいのにあなたには軽い」”The unbearable lightness of being “ 合っているかな?英語の成り立ちがよく分かった、勉強になった英語の原題。
こんなに人生観・価値観が分かり合えない男女が最後には同じ幸福感の絶頂で死ぬ。
ソビエト支配下のチェコの農村で。
おそらくオープニングのトマッシュが「Take off your clothes 」でニタニタしていた女たらしの彼からは想像もつかない最後。
とは言え「人生が二つあったら、、」とサビーヌに語る彼にとっても人生は軽くはなかったんだなあと。
この映画はチェコの美しい街並みや農村も堪能できたし、チェコがソビエトに蹂躙されていく歴史的な過程・様子も理解できました。
今のウクライナ侵攻している同じ過ちをロシアはやっているわけで感慨深い。ロシアと言う国は変わらんなあ〜。
クンデラの本も読みましたが解りにくかった。先に映画から入ってよかった。メタファー=隠喩を学んだのもこの本。
テリーザのテーマ曲が綺麗なんですよね。たまに頭の中で何かの音楽が流れていると思ったら、テリーザのテーマ曲。
何十回観たかわからない、私史上最高値の映画です。