チーズマン

スパイダーマンのチーズマンのレビュー・感想・評価

スパイダーマン(2002年製作の映画)
4.4
このタイミングなのは何をか言わんやですが、久しぶりに観返してみました。

MCUのトムホ版スパイダーマンも面白いし好きですが、個人的には初めてスパイダーマンというアメコミヒーローを知った映画なので、やっぱスパイダーマンと言えばこの作品の印象が強いですね。


トムホ版はMCUという物語りのバックボーンがあるのでそりゃあ面白いに決まってるという作品だし、その大きな物語の一部としてピーター・パーカーの年齢をぐっと下げ学園ティーン青春ものにし、スパイダーマンとしての新鮮さとMCUの世界設定としても次世代担う俺たち私たちの可愛い甥っ子キャラとして重要な役割を確立した何重にも美味しい作品です。
とはいえ、良くも悪くもMCUの巨大な大河ドラマの中での役割込みでとても上手く組み上がってる作品なので、スパイダーマン単体として完全に切り離して観ることは無理だし、比べるのもあまり意味ないような気もします。

なんだか自分でもどのスパイダーマンについて書いてるのか分かんなくなってきたので短くまとめると、この2002年のサム・ライミ監督&トビー・マグワイヤ版の『スパイダーマン』は、いまだに“スパイダーマン”の魅力の全てが詰まった最高のスパイダーマン入門映画だと思いました。

正直CGなどは今観るともはや今のスパイダーマンのゲームにも劣ってしまい、なぜか今時のゲームよりもゲームっぽく見えてしまうところも場面によってはありますが、それを補ってあまりある素晴らしいキスシーンがあります。

CGは全く関係ないですが。

関係ないついでに言うとJ・K・シモンズが憎たらしくて良いですね。
後に、その憎たらしさ一発で全て持っていく『セッション』での片鱗を感じましたよ。
悪態が似合うこと似合うこと。笑
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