このレビューはネタバレを含みます
フランスの田舎で起きた連続殺人事件の犯人を突き止めるサスペンス。タイトルでネタバレしてる。
それはそれとして、個人的には反戦映画の一種と受け止めた。肉屋のポポールは、村の出身で、快活ないい男なんだけど、15年にわたる戦場(インドシナ、アルジェリアという二つの仏植民地独立戦争)での経験が彼を狂わせた。そう考えると、最後のエレーヌ先生の静かな悲しみが沁みる。
ストーリー展開は割と単純だが、詩的で奥深い作品。
学校のピクニックで鍾乳洞に行きクロマニヨン人の壁画を見るのいいな。
人類の起源、結婚式から葬式、子どもと大人、そして戦争か。