ストーリーよりもライター越しのぼやけた笑み、そして病院で運ばれるポポールを眺めながらふっとあらわれる冷笑など、クールなオードランのある種の隙のようなものに今となっては寒気を覚えてきた
彼女も正気では…
C・シャブロル傑作選を本作で完遂したわけだが、冷たく、そしてひたすら冷たい画のすっかり虜に。血の滴り方も絵になる。S・オードランのブレなき冷たさも嬉しく、サスペンス感だけでなく、人間の業を突き詰める…
>>続きを読む前回の、『女鹿』で初めてクロード・シャブロル作品を観て、独特な雰囲気に魅了され観に行きました。
今回の方が気色悪かったです。
フランスの小さな村で小学校の校長をしているエレーヌ(ステファーヌ・オ…
とにかくペリゴール地方の村というロケーションの勝利。人物は記号的配置ともいえるが、それ故にステファーヌ・オードランの艶めいた存在感が際立つ。
OP→結婚式→不穏な音楽や、ピクニックからの“血”など、…
前半のフランスの田舎町の長閑な雰囲気が、中盤からはガラリと変わりサスペンススリラーの様相を呈して来る。滴り落ちて来る鮮血が崖下にいる少女の頬を伝わるシーン、犯人に追われるヒロインの影が壁に大きく浮か…
>>続きを読む不穏なオープニングクレジットのあと、前半部分は悪い意味(個人の感想)で想定外の展開。小学校教師の結婚パーティーで知り合った男女(肉屋の店主ポポールと、新郎の勤務先の校長エレーヌ)の距離が徐々に縮まっ…
>>続きを読む・『不貞の女』で浮気を告げ、『肉屋』では殺人を告げるライター。ライターの使い方はヒッチコックの『見知らぬ乗客』に似ているが、今作においてはライター自体ではなく、ライターを通して「誰が殺したのか」が宙…
>>続きを読む終盤のサスペンスも十分見所ではあるが、全体を通してサスペンス要素よりもロケーション、シチュエーションの秀逸さに目が行く。
フランスの田舎の結婚式、葬列、田舎の小学校、その小学校の上階に住まう村一番の…
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