肉屋の作品情報・感想・評価

肉屋1969年製作の映画)

LE BOUCHER

製作国:

上映時間:93分

ジャンル:

4.0

『肉屋』に投稿された感想・評価

4.0

ステファーヌ・オードランとジャン・ヤンヌが二人で料理をする何気ない場面で小さなナイフが手渡されるだけで物騒な感覚が画面に蔓延る。終盤にジャン・ヤンヌが教室にスッと入ってくる感覚は『恋の秋』同様にこれ…

>>続きを読む
4.0

物語上の暴力は、いろいろな条理的な出来事や意思がガッチリと噛み合って、もうどういう風にも動かなくなった時に、その緊張状態を瓦解する必然的な不可抗力として描かれることが多い。
もしくは、偶発的に発生し…

>>続きを読む
たむ
2.5
このレビューはネタバレを含みます
最後のシーンは過去の失恋で恋愛にトラウマのある女が、街で唯一、新たに好きになった男が猟奇殺人犯だった事実を知り新天地でも居場所のないことへの諦観を感じられた。
まあ淡白な内容。

ゴダールと同じこと言ってる。映画が物語になるのを拒んでる。ただそれが結構わかりずらい。役者のカメラ目線の合図がなければ気づかない。左右対称ってのもめちゃくちゃわかりづらい。一見すれば強度のないサスペ…

>>続きを読む

シャブロルのオリジナル脚本。シャブロルお得意のミステリー。殺人現場に、肉屋の彼に送ったライター。彼が犯人なのか。信頼と不信。揺れ動く女教師の心。そのあとの展開も、不安と不信は高まるばから。面白い。な…

>>続きを読む
kazoo
4.0

フランスの小さな村での連続殺人事件と、それに巻き込まれる肉屋の男と女性教師の関係を中心に描いたサスペンス映画。物語は、男が女性教師に恋心を抱く一方で、村では猟奇的な殺人事件が次々と発生することから始…

>>続きを読む
サスペンス映画のタイトルが肉屋。
これほど見たいと思わせるタイトルは中々ない。

「死ぬまでに観たい映画1001本目」982+217本目
質は悪い。英語字幕で鑑賞した。

殺人鬼の愛

 「肉屋」という愛想もコソもないタイトルだが、シャブロルの映画はこの手のものが多い。邦題の傑作…

>>続きを読む
3.9
1001
Jean-Paul-Égide Martini (1741-1816)
《Plaisir d'amour》

中心にあるのはオッサンオバサンのプラトニックな恋愛模様だが、そこに露骨な不協和音的bgmを被せ、画面の奥に警官やパトカーを通過させることで、小さなシミがジワジワと滲むように不穏な空気も増大していく。…

>>続きを読む

あなたにおすすめの記事