このレビューはネタバレを含みます
登場人物や設定が微妙なこの「宇宙戦艦ヤマト」、幼少の頃実写とか夢だなぁと思っていた作品がこれでした。CGで復活したヤマトは圧巻でした!!!
が
皆さんも思ったでしょうが古代君に木村拓哉は絶対にありえません、私と同年代(1972年生まれ)の古代君とかありえません。しかもそこに来てそれか?と疑ってしまう恋愛をフューチャーする必要はあの設定ではないと思います。
ですがやはり涙してしまいました、日本四大自己犠牲の鏡といえば私の中では
・ジャイアントロボ
・鉄腕アトム
・宇宙戦艦ヤマトの諸君
・森進一の「おふくろさん」作詞:川内康範 作曲:猪俣公章
なのです。日本人がいかにも涙さそう自己犠牲をうまく描いた作品です、のっけの堤 真一演じる古代 守が殉職するシーンですでに涙しヤマトが発進し地上で初の波動砲を撃つシーンで涙しましたがイマイチ演出の足りない部分もあります。
【ここよりネタバレ内容】
・艦載機パイロット加藤の死のあっけなさ
・真田さんと陸戦部隊長斉藤の死のあっけなさ
・沖田艦長の死のあっけなさ
どのシーンも涙しましたがこれはやはり映画を観賞しながら頭の中でアニメ版のシーンがシンクロしているせいだとおもいます、なのでヤング世代でアニメ版「宇宙戦艦ヤマト」を知らない世代の方には涙というところまではいかないのかもしれません。
でもすごくいい映画でした。
では何故評価がスコア3なのか?
・木村拓哉はない
・スターシャやサーシャ、そしてデスラーまで人物としての実像がなかった
・アナライザーがトランスフォームした
・古代と森雪の関係が…(そもそも古代や森のキャラが違う
・映画館で隣のおっさんがブツブツつぶやき過ぎ(関係ないけど)
最後に山崎努演じる沖田艦長がオリジナルとは違うチャーミングさが可愛くてかっこよかった。でも忌の際のあの名台詞はやっつけだったのでむしろ残念。
スティーブンタイラーにエンディングを歌わせても自己犠牲感はやっつけ仕事にしか感じられない。