たろさ

SPACE BATTLESHIP ヤマトのたろさのネタバレレビュー・内容・結末

SPACE BATTLESHIP ヤマト(2010年製作の映画)
1.5

このレビューはネタバレを含みます

宇宙戦艦ヤマトがイスカンダルへ行く。


人類の存亡をかけた壮大なる物語、ものすごく長い旅路、膨大な船員。のはずだがどれも中途半端に感じる。イスカンダルへの旅も数日もたっていないように感じる。登場人物も極端に少なく狭い範囲でしか描けていない。古代進(木村拓哉)と森雪(黒木メイサ)との恋愛も唐突。真田志郎(柳葉敏郎)の「弟のように思っていた」発言も唐突。
長回しはいいが、登場人物たちがお行儀よく順番を守ってそれぞれ発言するので不自然。セットが安っぽくコスチュームもダサいのでコントみたい。


ツッコミどころがたくさんある。
・冒頭、古代進が致死量の放射能を浴びる。本人が影響がないのはいいとして致死量の放射能を浴びた人間が船内を歩いていたら周りの人間が死ぬ。
・古代進は艦長の沖田(山崎努)相手に喧嘩を吹っ掛ける。さらに因縁がありすぎる。こういった人物を船に乗せる、さらに役職につけるのはどうかと思う。
・戦闘班班長の古代進はなんで艦橋にいるの?
・古代進は「沖田艦長が古代守(堤真一)を盾にして生き残った」と主張するが艦長周りの人間たちは誰も艦長を擁護しない。古代進がそう思いたいのかそれとも彼が本当にそういった勘違いをしているのかわかりづらい。
・ヤマトが地球を出てすぐ波動砲のテストとワープのテストをするが失敗をしたら死ぬらしい。もうちょっと余裕を持ったやり方をした方がいい。波動砲を使わないとまずいらしいが理由もよくわからない。
・宇宙船内で地球にいる人と電話で話すシーンがあるが認識番号を入力しただけで電話がつながるのは変。電話番号も入力しないといけないのでは?番号入力シーンを丸ごと削除すればよかった。

他にもいっぱいあるかも。
たろさ

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