ROY

殺しの烙印のROYのレビュー・感想・評価

殺しの烙印(1967年製作の映画)
4.3
一発…また一発…
獲物に喰いこむ非情の銃弾
栄光か!?王座に魅せられた異常な男の執念!!

色、欲、裏切り…むせかえる肌と硝煙が奏でる殺しのシンフォニー!!

飯を炊け!!!

炊飯器メーカー・パロマとのタイアップ

■INTRODUCTION
ランクを競う殺し屋たちの死闘を、白昼夢のような世界観で描いた清順ノワール。コケティッシュなヒロイン・真理アンヌも伝説の怪物的傑作。(神保町シアターHPより)

■STORY
プロの殺し屋NO.3にランクされている花田五郎(宍戸錠)は組織の幹部を護送する途中、NO.2とNO.4たちの一味に襲撃される。危うく危機を脱した花田は、ある日、薮原(玉川伊佐男)から殺しの依頼を受ける。順調に依頼どおり殺していくが、最後のひとりだけ失敗してしまう。失敗を許さない組織は美沙子(真理アンヌ)という女を差し向けてきた…。ナンバーワンの座をめぐって死闘を繰り広げる殺し屋たちの姿をスリリングかつスタイリッシュに描いた異色作。(日活HPより)

■NOTES
具流八郎:鈴木清順、木村威夫、大和屋竺、曾根中生、岡田裕、山口清一郎、田中陽造で構成された脚本家グループ。

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当時の日活の社長が“訳の分からない映画を撮る監督はいらない”と激怒し、鈴木監督が同社から解雇されるきっかけを作った、いわくつきの問題作。当時の観客にはあまりにも斬新すぎて難解とされた本作。しかし、後に世界的に再評価され、今や多くのクリエイターたちを刺激する奔放なアイデアやイメージの宝庫と呼ばれるほど。中でも、ジム・ジャームッシュ監督が『ゴースト・ドッグ』で本作を参考にしたのは映画好きの間では定説になりつつある。映画ファンなら、まずは見逃せない。

↑「WOWOWオンライン」より

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その一方で今作はカルト映画として高い評価を国内外から受けている。英国映画協会は「The best Japanese film of every year - from 1925 to now(https://www.bfi.org.uk/lists/best-japanese-film-every-year-from-1925-now)」と題した企画で1967年の一本として今作を選出したほか、クエンティン・タランティーノ、ジョン・ウー、パク・チャヌクらがその影響を認めている。

↑Wikipediaより

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■関連作品
◯ギャビン・ライアル『深夜プラス1』
◯リチャード・スターク『悪党パーカー/人狩り』

■THOUGHTS
僕は1時間半何を見ていたんだろうか
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