なすび

殺しの烙印のなすびのレビュー・感想・評価

殺しの烙印(1967年製作の映画)
5.0
どひゃーーーすんげぇ、見ている方のリズムを崩しながらぶち走り続ける映画!
「飯が食いてえ…飯を炊け!」

ヨルゴスランティモスが映画作る前は必ずこの映画を見て映画の作り方を学ぶと言っていてめちゃくちゃ気になって鑑賞。ランティモスとの共通点を挙げるとすればズバリ「これ…ギャグなの?本気なの?」のソワソワ感!

主人公がやたらと飯が大好きで好きな炊飯器(メーカーも指定)(プロモーションだったから仕方ない)の飯の炊ける匂いを嗅いで「ぅぅ〜ん、最高」みたいなことを言ったかと思えばセックス三昧。やたらと性欲が激しい妻は「あたしを抱いて!」と言いまくり。殺しを依頼してきた女、美沙子は蝶の標本を壁一面に貼って鳥を飼ったり殺したり、いつも表情のない顔でコケティッシュ。ナンバー1の殺し屋はいつも「これがナンバー1のやり方だ…」ばかり言ってるし、主人公と同棲が始まると腕を組んで生活するし…

こういう要素が面白すぎるけど全部まじめな演出がされてるから笑うべきなんか謎。でもそこがツボかも!映画のスタイリッシュでかっこいい雰囲気を壊すことなく謎のギャグを盛り付けてくる感じ、ランティモスもそこに影響を受けたと見た!

前衛的な撮り方や映像使いすぎて話もなんも説明がないし頭の中「???」けどこの暴力的なところがたまんねえ、主人公の妻じゃないけどこの映画にハマるということは裸で駆け寄って「あたしを抱いて!」って叫ぶような気持ちだ!!(伝われ…!)

ハマる/ハマらないの振れ幅はきっとでかいし、頭の固いジジイ(映画会社のお偉いさん)には理解してもらえないだろうけど、これは人生における衝撃の体験の一つ、カルト映画と呼ばれるだけある!

オヌヌメofオヌヌメ、最初は訳わかんなくてもとりあえず面白さを少しずつ見出していってると恐ろしい程の衝撃が受けれるヨ

これぞ世界に誇れる日本映画