クリストフォルー

晩春のクリストフォルーのレビュー・感想・評価

晩春(1949年製作の映画)
4.2
「東京物語」が庶民的な日本人の悲哀を描いていたのに比して、本作は、一角の文化・教養を身に着けた思慮深い人々にも、やはり、当たり前の悲哀があることを描いている。
戦争未亡人の生硬さよりは、父親との穏やかな暮らしや結びつきの変化を拒絶する娘の生硬さの方が、まだ普遍性があるとはいえ、今となっては、いづれもわかりにくいかな?
しかし、これが日本のホームドラマのスタンダードになっていた時代があったのは、なんとも懐かしい気がするよ。
クリストフォルー

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