パットン

晩春のパットンのレビュー・感想・評価

晩春(1949年製作の映画)
4.0
2024/5/18
当時としては、行き遅れ感のある原節子を嫁がせる話。
今の価値観とはやや異なるところもあるけど、子を思う親の気持ちは変わらない。
幸せの価値観はさまざまとはいえ、この父は次世代に橋渡しして、娘が新しい家庭を築いてそこで新たな喜びを持つ事が幸せだと言い切っており、そこは自分とは関係のないところだと。
なんと素晴らしい時代だったんだろう。
今なら冷たいとかって事になるんだろうな。
あと、原節子が父は難しいところがあるとおばさんに言ってたけど、本人の方が難しいんちゃう?って思った。
やっぱ、昔の日本映画は良いなあ。
小津安二郎すごいな。