このレビューはネタバレを含みます
昨日、「サマーフィルムにのって」を視聴したため、時代劇を観たくなりまして。
ただまあガッツリ時代劇って感じでもなかったのでまた明日時代劇観ます。
ほんとは座頭市観たかったけどU-NEXTになくってねえ。
ただ、こちらの映画も勝新ではあります。
勝新が演じる主人公は岡田以蔵。
小学生の頃に漫画「お~い竜馬」を読んで以来、一番好きな幕末の武士。
うーん、やっぱり以蔵好き!
この純粋さがもたらすせつなさはたまらんね…
視聴開始したときは、
「勝新尊い」「裕次郎エロい」「仲代達矢なんかかわいい」「三島由紀夫!?」とかワーキャーしてました。
ただ以蔵が路地で鮮やかに仕事をする(戸に残る刀の跡、提灯越しのひと突き!)シーンくらいからは、彼らは岡田以蔵であり坂本龍馬であり、武市半平太であり田中半兵衛でありました。
田中半兵衛死に際めちゃくちゃかっちょいいんだよ…
岡田以蔵の死に様は幕末を扱った作品によって様々ですが、このラストはけっこう好みでした。
裏切られたせつなさ、悲しさ、怒り、ふがいなさ、どうしようもないことへのやるせなさ。
最期に浮かぶ友の顔。
なににも縛られない場所へ。
自分に出来ることを精一杯やりきった人間の最期は美しいよ。