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フルスタリョフ、車を!のam52のレビュー・感想・評価

フルスタリョフ、車を!(1998年製作の映画)
3.4
画面に映る全員が、本当に何もかも全てが、端から現れては怒り、叫び、罵り合い去っていく。そこには話の本筋も、大人も子供も、男も女も、一切の関係性も無い。
祖国への愛、世界への怒り、人間としての性。何が彼等をそうさせるのか。はっきりとは分からないが、この作品から感じられる大きく不明瞭なパワーだけは本物だ。

スコセッシの言葉が的を射すぎてすごい。
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