ベニスに死すのミサホのレビュー・感想・評価

主人公と同様にタッジオの美しさに度肝を抜かれた記憶があります。

そこまで面白くはないけれど、映像、音楽、美術など全編通して美しい映画。

最近、ルッキズムがどうのこうのといった論争が繰り広げられていますが、やはり、人間は、わたしももちろん、美しいものに惹かれるのはごくごく自然なことなのではないかなぁと思う。

それはつまり、醜いものから目を背ける、嫌悪感を示すというよりは、さして興味を示さない、あとあとまで執着しないという意味なのだ。