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ベニスに死すのあのレビュー・感想・評価

ベニスに死す(1971年製作の映画)
3.5
作曲家のグスタフは旅先のホテルで美少年タッジオの美しさに目も心も奪われる。


ファッションやインテリアが綺麗でまるで絵画のよう。

セリフが少ないけれど、たまに出てくる会話やセリフが哲学的。

エレベーターで今までで1番近い距離に居るタッジオにドキドキしたり、タッジオの触れた柱にグスタフも触れたり、小学生か!って思ってしまった笑

妄想?と現実が入り混じるので分かりにくいけれど、それがまた幻想的。

基本クールな表情のタッジオだけど、海ではしゃぐ姿は子どもらしく可愛くてそのギャップにやられる人も多そう。

タッジオもタッジオでそっけない表情だったり、意味深な目線でグスタフを見たり、何を考えているのかが分からなかった。
その辺りは見る人によって感じ方や解釈が違うだろうから、それがこの映画の1番の楽しみ方なのかなと。

あれだけストーカー行為をし、熱い目線を向けていたらタッジオの母親や兄妹もグスタフに気付いてストーカー扱いするのでは?と心配した。


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