ピニャ

ベニスに死すのピニャのレビュー・感想・評価

ベニスに死す(1971年製作の映画)
3.5
名前は聞いたことあるけど見たことないのを見てみよう月間のため鑑賞。
想像通りのとても静かな芸術性の高い作品でした。そのため途中少し眠くもなったが、芸術を目や耳で感じたい時にはピッタリかと。

ほぼ主人公の一人芝居。ダーク・ボガードの演技は葛藤、困惑、絶望、そして高揚と幸福を見事に表現していると感じました。

そしてベニスに死すといえば誰もが頭に浮かぶビョルン・アンドレセンの美しさは本物で、
特に彼が白いタオルを纏っていた時の美しさは本当にギリシャ神話の神のようでした。

その美しさゆえに不幸な運命に陥った彼なので、複雑な気持ちではあるけど、映画の中の彼の美しさは芸術ではあるなと思います。
ピニャ

ピニャ