これは、ゲイ映画の大傑作だ。いやあ、良かったわ。
私、ヴィスコンティ好きかも。
この勢いで、昔見て、よくわからなかった『地獄に堕ちた勇者ども』も再見してみようかな。今見たら面白いと感じるのかも知れないしね。
ちなみに、本作の主演のダーク・ボガードをはじめ、監督のヴィスコンティも原作のトーマス・マンもみんな、実生活でもバイセクシャルだったみたいw
そして、本作が素晴らしいのは、音楽に、マーラーの交響曲第5番の第4楽章「アダージェット」が使われている点だ。この選択しかないだろうという感じで絶対的に本作には、マーラーの音楽がハマっている。たまりませんよという感じだわ。そして、ヴェニスの街の美しさに酔う。
ちなみに、ローリング・ストーンズの『It's Only Rock'n Roll』のプロモーションビデオのメンバーたちのセーラー服姿の元ネタは、本作『ベニスに死す』である。
ダムドの『Damned, Damned, Damned(地獄に堕ちた野郎ども)』も、元ネタは、ヴィスコンティなわけだが、何でなんだろ？w
本作は、タナトスの匂いもプンプンしていて、最高だなと思いました。
