ぷかしりまる

花の生涯〜梅蘭芳(メイ ラン ファン)〜のぷかしりまるのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

覇王別姫のif(実話に基づく)だった。伝統に囚われない新しい京劇と、京劇役者としての人生、中国の日本占拠と芸術の歪曲。
芸術家が人生を芸に捧げるために、普通の人生を歩めないことが悲しい。森岡正博の『宗教なき時代を生きるためにーオウム事件と「生きる意味」』という本に、以下のようなことが書いてある。尾崎豊はライブパフォーマンスとして、どん底から這い上がりステージに返り咲く不死鳥、という役目を負わざるを得なかった。なぜならそれが、ファン自身が苦しみ救われる姿の投影=救済となったためだ。だから彼はファンに苦しみ続ける姿を見せ続けなければならなかった。そして彼は自死という形で、永遠に苦しみ続ける殉教者となる。
その考察に対する批判はさておき、この映画と重ね合わせずにはいられなかった。梅蘭芳は孤独な役を演じ続けなければならないから、実生活で真実の愛を見つけ、幸せになってはいけなかったのだと。しかし彼が心から愛すことができなかった結婚相手であっても、最後まで添い遂げる姿に、覇王別姫のラストを思い出しつつ色々考えさせられた。

鏡を使った演出が美しい。重要な場面で、表情ではなく後ろ姿や佇まいから感情が伝わってくる。
物議を醸す日本兵の「梅蘭芳に刀を向けることは恥ずかしいことです」というセリフ、良かった。

ぼやき
覇王別姫で小豆子(レスリーの子供時代)を演じた尹治さんが出ている。性別を越えた美しさを持つ方だが、今作ではスキャンダラスなチョイ役ってのが悲しいよ😢

ぼやき2
梅蘭芳綺麗だな〜
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