やっちゃん

花の生涯〜梅蘭芳(メイ ラン ファン)〜のやっちゃんのレビュー・感想・評価

3.7
1993年作の「さらば、我が愛」と同じ時代、同じ芸術を描きながら、対照的な印象。
京劇の革新にこだわる主人公メイランファンのカリスマ性が押し出され全体的に小綺麗な仕上がりの作品だが、運命に翻弄され一種の無力感を抱えながら芸を磨く孤独と孤高は「さらば」と共通している。こういった「俳優道」が監督のなかに強く在るのだと示されたようでもあった。
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