「時には他人の言う事を聞いてはいけないの。自分の内なる声を聞くの。」
石炭産業と宇宙産業という、どちらも米国を代表しつつも、全く方向の違うものの対比が分かりやすく、最後夢が叶うというのも米国の映画らしい。見やすい映画だと思う。
本作の石炭産業代表である主人公の親父と、宇宙産業代表である主人公のバチバチがキーだと思うんだけど、そこで個人的に好きなのは、親父は愚者ではないところ。長男への贔屓や誇りの押し付けはあるけれど、真っ当に生きてきた人間であると感じさせるシーンがいくつかある。むしろそうした設定が、ラストシーンに重みを持たせていると思う。